掲載日 : [2019-07-24] 照会数 : 6554
新刊紹介『筆で書くハングル ハングル書芸』
4つの書体を丁寧に解説
福岡を拠点に活動している在日2世の書家、李安子さん(福岡・東区)が、『筆で書くハングル ハングル書芸』を花乱社から発行した。
李さんは「李華書芸会」を主宰しながら、書に携わる者として、「ハングル書芸」を紹介する役目を感じ、カルチャーセンターで講座を開講している。本書は、これまでの教材に加筆し、内容の充実化を図った。
ハングル書芸は、板本体、正字体(宮体)、フィリム体(宮体)、民体の4つの書体がある。各書体の特徴と基本線について丁寧に解説しているので、初心者でも容易に理解できるだろう。
挨拶文、韓国の諺をはじめ、黄真伊、金尚憲などの時調、朴木月や金素月、尹東柱などの詩、そして著者の作品も多数収録されている。
定価3300円+税。
問い合わせは花乱社(092・781・7550)。
(2019.07.24 民団新聞)