掲載日 : [2020-04-11] 照会数 : 7499
徳寿宮大漢門の月台、来年までに復元完了…文化財庁
[ かつての徳寿宮大漢門(写真:韓国文化財庁) ]
文化財庁宮陵遺跡本部は8日、「日帝時代に失われた徳寿宮大漢門の月台を再現する設計を7月までの終え、来年までに復元を終わらせる」と明らかにした。
月台は宮廷の正殿、廟壇、郷校など主要な建物の前に設置する基壇形式の台。
徳寿宮大漢門の本来の名前は「大安門」になる。皇城新聞や独立新聞などの記録によると、1898年頃に建てられ、月台工事は翌年に始まった。1900年に月台を新しく直したという記録が残る「各司謄録」「各部請議書存案」によると、同年以前に大安門の月台が完成したものとみられる。
1904年の徳寿宮大火災では延焼を免れたが補修して1906年に名前を「大漢門」にした。
大漢門前の月台は高宗(在位1863~1907年)が近くの圜丘壇や王陵に行く際に通ったところだが、日帝時代に毀損、撤去された。現在は月台の先端部分にあった獣の形の石像の「石獣」だけが残る。
(2020.04.10 民団新聞)