掲載日 : [2018-03-08] 照会数 : 6370
48人が熱投…在日ボウリング協会が初の公式戦
[ 48人のボウラーが参加した第1回KBCJ杯ボウリングトーナメント ] [ 決勝戦に進出した朴子さん(左)と優勝した原科三男さん ]
初代王者は静岡の原科三男さん
在日本大韓ボウリング協会(張智成会長)は2月24日、都内で同協会としては初めてのプロ・アマ選手によるオープントーナメント大会を開催した。
招待選手は金星伽(松尾星伽)プロ、大竹遙菜プロのほか、昨年の韓国国体女子マスターズで優勝した全栄香さんと韓国実業団チームで優勝経験のある金所弦さんの4人。
特に一昨年プロになった在日3世の金星伽さんは2012年から4年連続で在日同胞代表として韓国国体に出場し、通算13個の金メダルを獲得し、在外同胞部門で在日同胞の総合優勝に貢献した。
またプロデビュー後の昨年、プロ・アマ問わずボウリングの女王を決めるJLBC(ジャパンレディースボウリングクラブ)主催の「第40回クィーンズオープンプリンスカップ」で初優勝を飾った。
大会にはプロ2人を含む韓日のボウラー48人がエントリーし、予選は4ゲームの合計得点を競った。この結果一般参加者の上位10人と招待選手4人が準決勝に進出し2ゲームが行われた。
このあと、準決勝上位4人によるステップラダー・トーナメント(1位選手は自動的に決勝進出。2位選手は準決勝に進出。まず下位2選手が試合を行い、勝者が2位と試合と決勝進出を決める)で行われた。
1ゲームの点数を競うトーナメント戦は準決勝で4位だった朴子さんが3位の朴所弦さんを227対166で破ると、2位坪井美樹さんに206対196で競り勝ち決勝に駒を進めた。
決勝は準決勝1位の原科三男さんと勝負。結果、ここまで6ゲームの平均点236だった原科さんが決勝でも好調さを発揮し262対215で優勝し、初代王者に輝いた。
表彰式を兼ねた交流会で張会長は「初の公式大会だったが、レベルの高いゲームが続出し盛り上がりを見せた。来年はさらに規模を拡大したい」と話していた。
(2018.03.07)