掲載日 : [2020-04-11] 照会数 : 5332
「麗しき青磁・鮮やかなる青花」…高麗美術館 高麗~朝鮮時代の名品紹介
[ 左から「青磁象嵌菊花文盞托」(13世紀前半)「青磁象嵌牡丹扁壺」(13世紀)「青花松鹿文壺」(18世紀) ]
高麗美術館(京都・北区)は、高麗時代から朝鮮時代にかけて発展した青磁と青花白磁の名品を紹介する展覧会「麗しき青磁・鮮やかなる青花」を8月18日まで開催している。
高麗時代の青磁、朝鮮時代の白磁は当時の社会や宗教観を反映しており、韓半島の代表的な陶磁器だ。翡色の高麗青磁、朝鮮白磁コバルトを施した青花は、対照的な陶磁器だが、どちらも朝鮮独自の高度な技術により完成した。
同展覧会では、同館所蔵の高麗時代の青磁象嵌牡丹文扁壺、青磁象嵌菊花文盞托、青磁獅子形印、朝鮮時代の青花松鹿文壺、青花梅竹文角瓶などのほか、特別展示を行う。
開館10~17時。毎週水曜日休館(但し、4月29日、5月6日は開館)。入館料一般500円、大高生400円、中学生以下は無料。
学芸員によるギャラリートークは、会期中、土日を中心にいずれも14時から約40分行われる。参加費無料(入館料必要)。事前予約不要。
詳細は同館ホームページ。問い合わせは(075・491・1192)。
(2020.04.10 民団新聞)