掲載日 : [2020-04-25] 照会数 : 5083
YouTubeチャンネル開設…歴博「昆布とミヨク」
【千葉】新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため休館中の国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)は国際企画展示「昆布とミヨク(わかめ)‐潮香るくらしの日韓比較文化誌」を動画で紹介する歴博公式YouTubeチャンネルを開設した。プロローグと本編3つ、エピローグの5部に分け、企画展の見どころを紹介している。
魚屋さんの軽妙な掛け合いを通して海の広がる双方の日常に思いをはせるプロローグ。本編は日本の「だし文化」と韓国の「塩辛文化」を対比させた「海を味わう」、韓国の干潟漁と日本のマグロ漁の違いに目を向けた「海に生きる」など。
第3部「海を越える」では近代以降の漁民交流にスポットあてた。日本人が韓国に持ち込んだ煮干の文化や海女どうしの協力の一方、日本側が移住漁村を建設したことによる摩擦もあったことがわかる。最後は韓国と日本をつないだ明太子で締めくくった。
展示は5月17日まで。同館ホームページからも視聴できる。
(2020.04.24 民団新聞)