掲載日 : [2020-04-25] 照会数 : 14413
犬と人間の家族 大阪弁で…翻訳絵本発売
絵本界のノーベル賞ともいわれる「2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を3月に受賞したペク・ヒナさんの翻訳絵本『ぼくは犬や』が16日、全国の書店から発売された。
主人公の犬「グズリ」と人間家族の間の泣き笑いの物語。「グズリ」は人間都合の生活を余儀なくされながらも家族と全力でつながる。同書は昨年韓国で発売された。
ペクさんは本文に合わせて70体以上の人形を作り、背景セットから照明、撮影までペクさん一人で担当し、独自のファンファンタジー世界を創り上げた。
翻訳はユーモラスであたたかい作風で知られる絵本作家の長谷川義史さん。韓国から来た犬「グズリ」の視点で人間家族との日常を大阪弁で軽快に表現している。
同賞はスウェーデン政府主催の文学賞。児童文学、青少年向けの文学作品に与えられる。
1400円(税別)。問い合わせは東京のブロンズ新社(03・3498・3272)。
(2020.04.24 民団新聞)