掲載日 : [2019-04-17] 照会数 : 12666
平昌冬季五輪の感動もう一度…李相花と小平奈緒が「韓日友情賞」
[ 授賞式後、指でハートマークを作る李相花と小平奈緒 ]
2018年の平昌冬季五輪スピードスケート女子500㍍レース後、お互いの健闘を称えあった李相花(30)と小平奈緒(32)の2人に「2018平昌記念財団」から「韓日友情賞」が授与され、在日同胞社会でもさわやかな感動を呼んでいる。
在日本大韓体育会中央本部の宋基泰常任顧問(77、京都)は「韓日間の外交が緊張したなかで私は一服の清涼剤と感じました。2人は韓日2国間だけでなく、世界中のアスリートとスポーツを愛するすべての人に感動を与えた。韓日の友情にこだわらず、『オリンピック友情賞』のほうがもっとよかったのでは」と感想を語った。
李は同種目で五輪3連覇がかかっていた。結果は小平が36秒94のタイムで優勝。李は37秒33で銀メダル。リンクで悔し涙を流す李に小平が近寄って肩を抱き、韓国語で「チャレッソ(がんばったね)」とお互いの健闘をねぎらいあった。
同財団は「五輪の遺産を後世に伝えるという財団の活動趣旨に合う」と判断した。
授賞式は7日、ソウル市内で行われた。李は「ソチ五輪後、けがで引退を考えていたが、奈緒が挑戦の精神を呼び起こしてくれた」と小平に感謝の気持ちを伝えた。
小平は「私たちにとってあのような情景は特別なものでなく、ごく自然なものだった」と説明した。
(2019.04.17 民団新聞)