掲載日 : [2021-08-04] 照会数 : 3106
SNS活用、韓国語教室 「サロン」で仲間と交流コリアンテナ
[ 「コリアンテナ」の李柱沅代表 ]
オンラインを生かした韓国語教室が増えている。コロナ禍、いつでもどこでもおうち学習ができるのもインターネットの普及したいまだからこそ。
「コリアンテナ」は昨年11月に発足したばかりながら、4月の韓国語能力試験(TOPIK)で受講生全員が合格。2段階レベルアップも3人いた。
「話せる」「聞ける」「書ける」「使える」韓国語をめざして受講生を指導するのはキャリアを積んだ専属講師陣だ。代表講師のイ・キョンアさんは韓国と日本を往来し、韓国語と日本語の講師を20年以上担ってきたベテラン。受講生はLINEを通していつでも質問でき、講師は受講生からの疑問をもとにデジタルテキストを改訂していく双方向の学習システムを採用している。
受講に迷ったらまず、「オンラインサロン」の会員になるのが近道。LINEのオープンチャット機能を使って仲間と自由な交流が可能に。メンバーは現在300人を数える。定期的に出題される「韓国語を使って答える課題」に回答を寄せると講師が添削し、課題を共有できる。
会員からは「いつも良い刺激になる」「モヤモヤがすっきりした」との声が聞かれた。入場料を税抜き980円と格安にしたのは、受講者の学習ニーズをリサーチする場としたため。会員からの声はテキストづくりなどに反映している。
オンラインレッスンの受講生は20人と決して多くはないが、SNSの総フォロワー数は4万人を数え、伸びしろは十分。代表取締役の李柱沅さんは「時間をかけてじっくり受講生との信頼関係を築いてきた。これが成功してコリアンテナが注目を集めてきた。これからも韓国ファンを増やしていきたい」と話した。
(2021.08.04 民団新聞)