掲載日 : [2019-02-14] 照会数 : 5982
「東アジア文化都市2019豊島」池袋で開幕式典
[ 壇上に勢ぞろいした主催者と来賓。左から2人目小池都知事、5人目から高野豊島区長、徐明非西安副市長、朴俊夏仁川副市長、程永華駐日中国大使、黄星雲韓国文化院院長 ] [ 式典に参席した仁川広域市・朴俊夏副市長 ] [ 韓国舞踊を披露する仁川市立舞踊団 ]
東アジア文化都市2019豊島の開幕式典が1日、東京芸術劇場コンサートホール(池袋)で開催された。
「東アジア文化都市」は、韓日中文化大臣会合での合意に基づき、2014年から始まった国家的プロジェクト。3カ国が文化による発展をめざす都市を選定し文化プログラムを実施する。豊島区、中国の西安市、韓国の仁川広域市が開催都市に選定された。
式典では、区内の児童150人による、日中韓をつなぐ歌「わたしは未来」の合唱に続き、名誉区民で重要無形文化財狂言保持者(人間国宝)の野村萬氏が祝詞奏上を披露した。
主催者あいさつで高野之夫豊島区長は「東京オリンピック・パラリンピックを控え、世界の注目が集まるこの東京の、この豊島区から3カ国の多様な文化をアジアに世界に向けて発信していきたい」と話した。西安市の徐明非副市長は「西安市は、豊島区、仁川広域市と手を携えて、アジアのため、そして世界のために、忘れることのできない素晴らしい東アジアの文化の都を作り上げたい」と抱負を述べ、仁川広域市の朴俊夏副市長は「1年間を通して各都市の多様な文化芸術を楽しめることは、3都市がともに文化芸術都市として発展できるよい機会だと思う」と期待を語った。
続いて、来賓の小池百合子東京都知事、程永華駐日中国大使、韓国文化院の黄星雲院長らがあいさつ。文化交流公演では、仁川市立舞踊団が韓国舞踊を、西安市は唐の詩人、王維の詩を西安交響楽団の演奏で披露した。豊島区は、アニメ音楽オーケストラコンサート「アニケストラ」を開催。アニメソングのスター、水木一郎さんが登場しゲッターロボ、デビルマンなどを熱唱した。
(2019.02.13 民団新聞)