掲載日 : [2019-01-17] 照会数 : 6694
金蓮子 日本デビュー30周年
「アモール・ファティ」が韓国の若者の心つかむ
韓日両国で活躍する演歌歌手、キム・ヨンジャ(金蓮子)さんの「アモール・ファティ」がトロットのイメージを覆すリズムのノリと斬新な歌詞で韓国の若い世代の心をとらえている。昨年5月の「プサン大学フェステイバル」では「キム・ヨンジャ」、「キム・ヨンジャ」の連呼が起き、アイドル歌手並みの人気を見せたという。
曲名「アモール・ファティ」はドイツの著名な哲学者、ニーチェによって提唱された哲学用語で「運命愛」という意味だ。自身の運命にただ寄り添うのではなく、自分の運命を愛し、肯定的に受け入れることで人間本来の創造性を発揮することができるという。
特に「年齢は数字、心は真実 心おどるように行えばよい」「恋愛は必修、結婚は選択 心おどるように行えばよい」という歌詞が若者の支持を得た。これらの歌詞はまるでキム・ヨンジャさんの人生観とも重なるようだ。
今年は日本デビューから30周年の節目。記念の特別公演を6月25日に川崎市のカルッツかわさき大ホールで開催する。昼夜2回公演。
問い合わせは同実行委員会(0424・83・8142)。
(2019.01.16 民団新聞)