掲載日 : [2019-10-02] 照会数 : 5989
入所者との再会喜ぶ…民団西東京が多磨全生園を慰問
[ 入所者(左)と会話を楽しむ婦人会関係者 ]
【西東京】民団西東京本部(全實団長)は9月25日、婦人会西東京本部(鄭照子会長)とともに20人余りで東京・東村山市の国立ハンセン病療養所多磨全生園で余生を送る同胞たちを慰問した。入所者は婦人会役員らと抱き合い、1年ぶりとなる再会を喜び合った。
全団長は「国の政策で不幸にも社会と隔離された皆さまのことを思うと胸が痛む。来年も慰問にうかがうので、それまですこやかにお過ごしください」とあいさつ。韓国のりとキムチの手土産を手渡した。
同胞互助会の代表は「毎年仲間たちがこの世を去り、寂しくなってきている。民団の方はこうして来てくださるだけでうれしい」と感謝の言葉を述べた。
懇親会に移りカラオケ交流会でウリノレを交換した。全団長は「涙に濡れた豆満江」、婦人会は同本部のテーマソングでもある「ノレカラッチャチャチャ」を元気に歌い踊った。
(2019.10.02 民団新聞)