21チーム熱戦…優勝は神奈川、中学は大阪
第6回中央団長杯オリニフットサル全国大会
【兵庫】民団中央団長カップ争奪・第6回オリニフットサル全国大会が24日、神戸市のアスコフットサルパークMAYAで開かれ、小・中21チーム、約300人の同胞児童と生徒がサッカーを通じて交流を深めた。
在日本大韓体育会(崔相英会長)がスポーツにおける次世代育成事業の一つとして、07年に民団60周年記念事業の一環としてスタートした同大会も今年で6回目を数える。
小学生は北海道、関東、近畿、九州、中北、中国地区から16チーム、中学生は東京、愛知、大阪、京都、福岡の5チームが出場し、中央団長杯をめざし熱戦を繰り広げた。
出場オリニの中には、この夏開かれたオリニジャンボリーや、次世代育成母国研修の参加者も見られ、思わぬ再会を喜びあった。
開会式で崔会長は「ロンドン五輪で韓国サッカーは初のメダルを獲得した。一生懸命なプレーと全国の仲間との友情を深め、将来、この中から韓国代表に育ってくれれば最高」と激励した。
民団中央本部の呉公太団長(朴安淳副団長代読)も、「次世代育成は最も重要な運動。このようにサッカーを通じて全国のオリニたちが出会う場はとても大切、勝負も大切だが、この場で一人でも多くの友だちを作ってほしい」と期待を込めた。
会場がなでしこリーグ王者チーム、「INAC神戸」の施設でもあることから、同チーム所属で韓国代表の池笑然選手と日本代表の川澄奈穂美選手から「私たちに負けないくらい、力一杯サッカーを楽しんで」とのビデオメッセージが寄せられた。
小学生の部は4チームずつ4グループに分かれて予選リーグを戦い、各組の1位が決勝トーナメント(準決勝、決勝、3位決定戦)に進出。2位以下は3グループに別れ順位決定戦に進んだ。中学の部は、総当たりのリーグ戦で優勝を競った。
各チームとも優勝めざし気合い十分。オリニたちは、大人顔負けの闘志あふれるプレーを見せた。小学生の決勝はムグンファ神奈川とムグンファ・ジュニア(東京)との同門対決。一進一退のゲームが続き3−3のあと、終了間際に神奈川が決勝点を入れ4−3で優勝、朴安淳副団長から中央団長杯を受け取った。
中学生の部は大阪コリアン・ジュニアユースが4戦全勝で優勝、2位は東京韓国学校。
総評で金英明在日本大韓蹴球協会会長は「しっかり自分の実力を発揮できた子、できなかった子がいると思うが、きょうの結果を胸に、それぞれが切磋琢磨しサッカーを続け、みんなが在日同胞代表、また、韓国代表選手ほめざしてほしい」と期待を込めた。
◇大会の順位
▼小学生の部
優勝 ムグンファ神奈川
準優勝 ムグンファジュニア(東京)
3位 東京韓国学校
4位 民団北海道
5位 建国小A(大阪)
6位 大阪コリアンJr
7位 金剛学園A(大阪)
8位 民団中国選抜(岡山)
9位 ヒョンジェ(愛知)
10位 民団九州選抜(福岡)
11位 金剛学園B(大阪)
12位 建国小C(大阪)
13位 ムグンファジュニアB(東京)
14位 ヒョンジェJr(愛知)
15位 建国小B(大阪)
16位 愛知岡崎支部(愛知)
▼中学生の部
優勝 大阪コリアンJrユース
準優勝 東京韓国学校・中等部
3位 ヒョンジェ中学生(愛知)
4位 京都国際学園
5位 民団九州選抜(福岡)
(2012.11.26)