掲載日 : [2019-10-02] 照会数 : 6087
江原道ヘマジ村から鳥取県に初の訪日団…国境超えて双方向で韓日交流実現
[ ヘマジ村の代表が本場の韓国料理を伝授 ]
【鳥取】鳥取県東部地区日韓親善協会(岡田信俊会長)は9月21日、江原道へマジ村(池武鉉村長)から代表団を迎えて本場の韓国料理教室を開いた。同日韓協は5年前から毎年2回ほどヘマジ村を訪問しているが、同村から交流団を迎えたのはこれが初めて。
会場となった鳥取市郊外の県立福祉人材研修センターには同胞・市民60人余りが集まった。大半がこれまでの江原交流ツアーに参加した経験者たちだ。池村長らと再会を喜び合った。
参加者は訪問団の指導のもと、コチョリ(浅漬けキムチ)やジャガイモのチヂミなどを調理した。「キムチはすぐ食べるなら、ごま油を入れると香りがよくなる」などのコツを伝授してもらうと熱心にメモを取っていた。
県日韓協の薛幸夫副会長(民団鳥取本部常任顧問)は「われわれが訪韓するのみでなく、江原道からも来ていただき、交流しようと春先から計画していた」という。
韓日の政治的対立により一時は実施が危ぶまれたが「『国と国』が対立するいまこそ『人と人』の交流を」と村長以下4人が訪日。「こんなに歓迎を受けて」と戸惑いを見せていた。
(2019.10.02 民団新聞)