金利中民団中央団長、任泰洙議長と東京本部、大阪本部のほか傘下団体の民団幹部代表らで構成した本国礼訪団一行が24日、龍山・大統領室を訪問、尹錫悦大統領と「在日本大韓民国民団懇談会」を行った。
尹大統領は、韓日関係が冷え込んでいた時期に、在日同胞は困難な状況にいながらも、両国関係の支えとなり、関係改善のための政府の努力に支持と支援を送ってくれたことに感謝の意を表したうえで、在日同胞が日本で堂々と活動できるよう、韓日間の友好協力関係を引き続き緊密に発展させていくとして、未来志向的な日韓関係を築こうとする政府の努力に民団が引き続き協力してくれることを要請した。
また、在日同胞社会の構成が多様化しているとし、民団が同胞社会の中心としてリーダーシップを発揮し、異なる背景や関心を持つ同胞を包容し、和合の先頭に立ってほしいと呼びかけた。
金利中民団中央団長は、昨年の大統領の訪日を契機に韓日関係が改善され、在日同胞にとって大きな力になったとし、来年の国交正常化60周年を控え、民団も韓日友好親善に積極的に努力していきたいと述べた。
任泰洙議長は、韓日両国関係改善のための韓国政府の努力に謝意を表するとともに、より多くの在外国民が選挙に参加できるよう、事前情報提供や事前登録など在外選挙制度の改善を要請した。
李壽源民団東京団長は、日本を訪れる韓国人訪問者数が大幅に増加したことで、両国関係の改善を実感していると述べ、金明弘民団大阪団長は、来年の国交正常化60周年と大阪博覧会開催を機に、韓日親善交流がさらに活発化することを願っていると述べた。
金政弘民団中央副団長は、日本の高校野球選手権で優勝した京都国際高校に送った大統領のお祝いメッセージが在日同胞に大きな感動を与えたとし、今後も京都国際高校野球部への温かい支援と応援をお願いすると述べた。
洪京振民団中央事務副総長は、民団では特別永住権者と新定住者、そして日本国籍を取得した同胞が共に両国の発展のために努力しているとし、自分も少しでも力になれればと一生懸命活動していると述べた。
この日の懇談会には金利中民団中央団長をはじめ、民団関係者20人と鄭鎭碩大統領秘書室長、申源湜国家安全保障室長、張虎鎭大統領外交安保特別補佐官、李相德在外同胞庁長などが同席した。