韓国大法院(最高裁)は14日、慰安婦被害者を支援する市民団体「正義連」への寄付金を横領した罪などに問われた同団体前理事長の尹美香前国会議員(59)について懲役1年6カ月、執行猶予3年とした二審判決を支持した。これにより、尹被告の有罪が確定した。
昨年2月の一審判決では起訴内容の多くが無罪となり、罰金1500万ウォン(約167万円)を言い渡されたが、昨年9月の二審判決では約8千万ウォン(約890万円)の横領が認定されるなど、より多くの起訴内容が有罪と判断された。
尹被告は2020年に国会議員に当選。21年に「共に民主党」から除名されて無所属になり、今年5月に任期を終えていた。去年9月には朝総連が主催する「関東大震災朝鮮人虐殺100年東京同胞追悼会」に出席し物議を醸した。