【大阪】大阪韓国教育院(魚曉眞院長)は20日、大阪韓国人会館の4階に拡大移転し、開院式を開催した。韓日次世代交流拡大のための留学支援センターも開設した。駐大阪韓国総領事館の陳昌洙総領事、韓国教育部の金珠英在外教育支援担当官、忠南大学の金正謙総長、ソウル特別市教育庁の李鐘鉉教育協力担当官ら韓日の大学関係者らが新たな門出を祝った。
魚院長は「今回の移転を契機に既存の役割を超え、韓日教育交流のプラットホームとして位置づけ、両国間の学校交流をより一層活発化させるとともに、韓国留学を希望する学生に実質的な支援を提供していきたい」と述べ、「韓日国交正常化60周年、大阪・関西万博開催という歴史的な時期に、大阪韓国教育院が韓日教育交流の中心として、重要な役割を果たせるよう最善を尽くす」と約束した。
歓迎辞では陳総領事が「大阪韓国教育院は設立以来、在日同胞が最も多く居住する大阪地域で私たちの言葉や文字、歴史を教育し、さらに韓国に関心をもつ日本の方々を対象に韓国語や韓国文化を広めるなど、在日同胞教育および公共外交の中核的な役割を果たしてきた」と称え、「留学支援センターを備えた教育院として、模範的なモデルケースを作ってくれる」と期待を込めた。
民団大阪本部の鄭炳采副団長は「民団は数多くの教育イベントを大阪韓国教育院と共同開催し、子どもたちが韓国の言葉や文化を楽しく学ぶ機会を提供してきた。また今回設立された留学支援センターが、留学を希望する学生に充実したサポートを提供してくれることを願う」とした金明弘団長の祝辞を代読した。
韓国文化普及活動を支援するため、ソウル特別市教育機関がハングル書籍154冊、韓服30着を寄贈した。