「新時代への里程標に」李大統領がメッセージ
韓日国交正常化60周年を記念してソウルと東京のそれぞれの大使館が主催し、記念式典が開かれた。16日にソウル市内で開催された駐韓日本大使館主催の記念式には、李在明大統領がビデオでメッセージを伝えた。19日に東京都内で開催された駐日韓国大使館主催の記念式には、金利中民団中央本部団長ら民団関係者をはじめ、石破茂首相、菅義偉日韓議員連盟会長(元首相)、岸田文雄前首相、林芳正官房長官、岩屋毅外相、中谷元防衛相、加藤勝信財務相、阿部俊子文部科学相など議連議員らが出席した。
ソウル式典で李大統領は「石破茂首相との電話会談で、新しい時代が求める未来志向の韓日関係を構築していくと話した。信頼と友情を築いていくことを期待する」と述べた。「このような交流は韓日関係の新しい時代を開く里程標になると信じている。両手を携えてより良い未来に向かって共に進んでいきたい」とメッセージを寄せた。
東京式典で朴喆熙大使は「1965年の国交正常化以後の60年間、両国関係は劇的な変化に見舞われた。紆余曲折があったが修正・補完しながら深化・発展を続けた。成長、成就、成功の歴史だった」と強調し、「友好的な韓日関係をさらに発展させ、持続可能なものにするため常に努力を怠ってはならない。次世代に希望ある韓日関係を引き継いでいく責任がある」と述べた。
石破首相は「日韓間にはさまざまな局面があったものの、常に幅広い交流が着実に行われてきた。厳しい戦略的環境にある今こそ、両国が手を取り合い、より良い未来に向かってともに歩んでいくことが大事だ」と重要性について述べた。
韓国から出席した朱豪英韓日議連会長は「韓日関係は単なる二国間懸案ではなく、韓米日協力と北東アジアの中心軸を形成する戦略的関係だ。外交の連続性と実用性は非常に重要であり、韓日関係は戦略・実用を基盤にアプローチしていくべきだ」と強調した。このほか、閔洪喆韓日議連幹事長ら議員連盟所属の国会議員らが出席。経済界からも韓国経済人協会の柳津会長など、両国の政界など各界各層1000人を超える招待客が参加した。K‐POP歌手の金在中さんや東京韓国学校、成城高校の生徒らによる合唱や、韓日伝統楽器の共演などで記念式を盛り上げた。
会場には、韓国製電気自動車の展示ブースも設けられ大盛況だった。