

【広島】民団広島県本部(金基成団長)は5日、広島市中区の平和記念公園内に設置されている韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で第57回慰霊祭を執り行った。犠牲者遺家族、民団や駐広島総領事館の関係者、広島県・市議会議員ら約280人が参列した。今年は在外同胞庁の招請で韓国から被爆関係者25人が参席する中、この1年で亡くなった2人の被爆者を加えた2826人の死没者名簿を奉納した。
金団長は追悼辞で、「核兵器の残酷さを後世に伝えること、平和の尊さを訴えつづけること」を誓った。
姜鎬曽駐広島総領事は「韓日関係が政府間の協力にとどまらず民間の自由な交流へと開花し、東北アジアの平和へとつなげていくよう努力する」と述べた。
金利中民団中央本部団長は「核兵器による惨禍が二度と繰り返されないよう平和の尊さと命の大切さを胸に刻み、次の世代へ平和な世界を引き継ぐために努力しよう」と訴えた。
続いて婦人会の会員がチマチョゴリ姿で原爆犠牲者慰霊歌を霊前に捧げた後、参列者が献花し、犠牲者に哀悼の意を表した。慰霊祭の後、駐広島総領事館の主催で追悼午餐交流会が市内ホテルで開かれ、国連の中満泉事務次長をはじめ約30人が参加した。午後には公明党の竹谷とし子代表らが参拝に訪れ、慰霊碑に献花した。