7人は韓国政府が羽田空港に派遣した大統領専用機(空軍3号機)に乗って19日朝、ソウルの金浦空港に到着した。一般客と動線を分けるため、チャーター機用ターミナル内で発熱や呼吸器症状の有無などの確認を受けた。空港関係者によると、感染が疑われる症状が見られる人はいなかった。
一行は検疫と入国手続きを終えると、バスで国立仁川空港検疫所の中央検疫医療支援センターに移動した。同センターは気圧を外部より低くすることで室内の空気が外に漏れないよう設計された陰圧隔離室を備えている。7人はここで経過観察を受けながら14日間過ごす予定だ。
この日、金浦空港の関係者やバスの運転手はマスクやゴーグル、防護服などの厳重な装備で対応にあたった。また、仁川の中央検疫医療支援センター周辺には警察が約100人を配置し、警備を強化している。
ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員は約3700人で、14人の韓国人(乗客9人と乗員5人)が乗っていた。日本に生活の基盤を置く人が多い。希望者だけがこの日韓国に移送された。
【聯合ニュース】