掲載日 : [19-10-09] 照会数 : 14068
「山梨コリア祭」初の野外開催に1000人
[ 開会式(左から鄭郁実行委員長、李正炯団長) ]
【山梨】民団山梨本部(李正炯団長)は6日、JR甲府駅北口の「よっちゃばれ(甲州弁=寄っておいで)広場」で韓日文化交流イベント「山梨コリア祭ー共に未来へ」(鄭郁実行委員長)を開催した。
今年で4回目。これまでの韓国会館と隣接する駐車場という限られたスペースと違って市民約1000人を集め、「こうふ開府500年」を記念しての企画にふさわしい盛り上がりを見せた。K-POPグループの「H5」の出演を楽しみにしていたファンは前夜から会場に押しかけた。
李団長は「政治問題で私たちのめざす韓日の民間交流活動に支障をきたすことがあってはならない」と強い意欲を示し、駐横浜総領事館の許相珍領事と「浅川伯教・巧兄弟を偲ぶ会」の千野恒朗会長がそれぞれ祝辞を述べた。
ステージで民団東京・太田支部のチャンゴチームがサムルノリを演奏、炫武館山梨支部と洪人館(横浜市鶴見区)の2つのテコンド道場に通う練習生たちは演武を披露して会場を沸かせた。
市内の韓国料理店が出店した模擬店は午後2時前に次々と完売。「韓の食卓」のキムパはお昼までに200食、婦人会山梨本部はチヂミ150枚を売り切ったところで材料が底をついたという。生ビールを売った青年会山梨本部は次々と押し寄せる客の応対に追われていた。
「よっちゃばれ広場」での開催準備は去年から。今年に入っ思いがけず韓日両国間にひび割れが広がったが、鄭実行委員長が中心となって「こういう時代だからやったほうがいいだろう」と進めてきた。