韓日文化交流イベント「日韓交流おまつり2024」(同実行委員会主催)が9月28、29日、東京・駒沢オリンピック公園で開かれた。来年の韓日国交正常化60周年に向けた最大規模のイベントで、多くの来場者が韓国料理や伝統文化などの文化体験を楽しんだ。
今年のスローガンは「おまつりで咲く友情の花」。8月に着任した韓国の朴喆熙駐日大使は開会式で「来年の国交正常化60周年が韓日関係の新たな転換点になると信じている。両国関係の友好的な流れの中、文化的共感と連携を高める機会になる」と挨拶した。
同おまつりは05年にソウルで始まり、09年からは毎年東京でも開催され、東京開催は今年で16回目。両国の伝統楽器演奏や飲食を通じて、互いの文化を知る機会になっている。28日はテコンドーや空手の実演、29日にはK‐POPのGHOST9などのコンサートもおこなわれた。
会場には代表的な韓国料理のキッチンカーが数多く出店したほか、民族衣装が試着できるコーナーも設置された。
相模原市から来場した女性は「韓国にハマっていて、英語よりも韓国語を独学で勉強しています」と語り、新宿から子ども連れの同胞女性は自民党が新総裁に変わったことを受け、「尹錫悦大統領と前総理が成し遂げた韓日関係の成果を引き続き継承してほしい」と望んだ。
29日までの両日で来場者数は6万人になり過去最大の規模になった。
民団中央本部の金利中団長は「民間レベルの韓日交流で両国関係が益々深くなることをお祈りする」と期待を寄せた。