【ソウル】江戸時代に日韓の友好の礎になった朝鮮通信使。その足跡を現代に生かそう‐。
第10次21世紀の朝鮮通信使友情ウオークの一行が9日、ソウルの景福宮前で出発式を終え、4月30日の東京・日比谷公園のゴールに向けて力強い第一歩を踏み出した。
韓国側代表の韓国体育振興会の宣相圭会長が「韓日両国の友情と平和を願いながら最後まで元気に歩きましょう」と挨拶し、日本側の21世紀の朝鮮通信使友情ウオークの会の遠藤靖夫会長が「53日間のウオークで韓日の隊員皆さんが兄弟の様に仲良く歩き、東京にゴールした時、皆で大いに歌って踊って盛大にこのウオークを締めたい」と意気込みを語った。
関係者ら90余人が見送る中、初日の目的地、城南市に向けて出発した。同ウオークの第1回目は2007年にスタートし、2年置きに開催してきた。今年が韓日国交正常化60周年の節目に当たることから第10次をもって「有終の美」を飾ることになった。
ソウルから東京までの全コースは韓国側10人、日本側は在日3人を含む8人が歩く予定だ。その他、日ごとにウオークに参加するデイリーウオークは連日約50人規模になる模様。