6月3日に実施される韓国の第21代大統領選挙を前に、国外で暮らす有権者の在外投票が20日から25日にかけて世界各国で行われた。20日の初日、駐日韓国大使館管内の在外投票所では、金利中・民団中央本部団長、任泰洙議長、朴喆熙駐日韓国大使らが開始早々投票した。
中央選挙管理委員会によれば、日本の在外投票有権者数は約3万8600人。そのうち2万7453人が投票した。大使館をはじめ札幌総領事館から福岡総領事館管内に設置された19カ所で投票を終えた。
横浜総領事館で投票を終えたある男性は、投票箱の前でしばらく祈りを捧げていた。投票後に涙ぐんでいた山梨から来た同胞女性もいた。
「誰が大統領になっても、これまで築いてきた韓日両国の友好関係を後戻りさせてほしくない」と語る同胞が多く見られた。