九州地協会議(協議会長=李鍾出福岡県本部団長)が5月28日、宮崎県本部を除く管内7県本部の三機関長ら45人が参加し、佐賀市内のホテルで開催された。中央本部からは金利中団長らが、福岡総領事館からは朴建燦総領事らが参席した。
会議では各県本部の活動報告後、今期の協議会長に李鍾出氏を再選し、来年の会議は長崎県が主管することを決めた。その後、今年は特に各県本部が取り組んでいる特別な事業を紹介する「情報共有」の時間が持たれた。福岡県本部からは、青年会OBら100人程度を集め交流会を行っており、その効果としてオリニ事業や敬老事業への参加者が増えたことが報告された。各県本部からも独自事業が報告され、参加幹部らは熱心に傾聴していた。
今年は幹部力量の向上目指す一環として新たに「リーダー育成セミナー」を企画。河政男中央本部企画室長が「民団の歴史及び現状と課題」について講演した。参加幹部からは「今後の民団を考える上で貴重な研修となった」「在日の歴史を見つめ直すいい機会となった」などの意見が聞かれた。
2025年度民団中国地協会議(協議会長=金基成広島本部団長)が5月30日、広島本部で開かれ、中央本部から金政弘副団長、姜鎬曽広島総領事が出席した。 会議では金協議会長の継続を決めたほか、各地方本部が財政難に陥っている現状を考慮し、割当金の減免要請や三機関の研修をオンラインで開催するなどの提案が出された。継続検討することにした。各本部の計画では、山口本部から朝鮮通信使再現料理の企画、島根本部が在日同胞教授の講演会、岡山本部が神戸総領事の講演会や姉妹都市の韓国・富川映画祭参加などが発表された。
次回の会議は島根県で開催することを決めた。