
サッカー韓国代表のスター、孫興慜(ソン・フンミン、33)が米大リーグLAドジャースホーム球場のマウンドに立った。
孫興慜は8月28日、ドジャースタジアムで行われたドジャースとレッズとのホーム試合に先立って、始球式に出た。
本人の背番号である7番と「SON」が書かれたドジャースのホームユニフォームを着た孫興慜は家族、関係者などとキャッチボールをして記念撮影をした後、熱い歓声を受けながらマウンドに上がった。
帽子をとって観客に一礼した孫興慜は、しばらく息を整えた後、正確に捕手のミットに投げて始球式を終えた。ボールを受けた選手はドジャースの背番号「7番」のブレイク・スネル。
孫興慜は10代から欧州に渡り、独1部リーグをへて2015年に英プレミアリーグのトットナム入り。21~22年シーズンにはアジア人初となるプレミアリーグの得点王に輝いた。トットナムに10季在籍して主将も務めたが、今季からドジャースと同じロサンゼルスに本拠地を置く米プロリーグ・MLSのロサンゼルスFCに加入した。
ドジャースとは縁が同じでオーナーも同じで、孫興慜が移籍する時からいつ始球式をするかが関心事だった。
ドジャースでプレーする金ヘソンと韓国系選手のトミー・エドモンが孫興慜のロサンゼルス移籍を祝ったりもした。
なお、二日前の26日には世界的なアイドルグループ、BTSのメンバー「V」が同じマウンドで始球式を行い、ロサンゼルスは韓国ムードに包まれた。