



「平和と幸せに努力を続ける」
【大阪】民団大阪本部(金明弘団長)の第80周年光復節記念式典が8月15日、大阪韓国人会館で団員ら600人が参加して開かれた。金寅圭駐大阪韓国副総領事が大統領の慶祝辞を代読した後、金団長は「韓国は80年で立派な成長を成し遂げ、世界経済をリードするような先進国の仲間入りを果たすことができた」と称え、「民団は韓国という国家に先立ち創団された団体であり、その貴重な歴史をしっかり踏まえ、在日と祖国の繁栄と平和と幸せのために努力していくことを皆さんに誓い、共に民団活動を通じて同じ道を歩んでいこう」と呼びかけた。
朴 錫副団長が決議文を朗読し、拍手で採択した。
退任支団長6人(生野西、東淀川、豊能、住吉住之江、堺、泉州各支部)に感謝牌を授与した後、スローガンを斉唱した。式典後は同胞納涼の夕べとして、特別コンサートと大抽選会を楽しんだ。
「地域住民と共生協力を」
【滋賀】民団滋賀本部(金東凡団長)の光復節式典が8月17日、同本部会館で団員ら約50人が参加のもと開かれた。同本部の朴鍾文常任顧問、朴善岳顧問(婦人会中央本部顧問)、婦人会中央本部の李敏子監査のほか禹大植駐大阪韓国領事らが参席した。
金団長は「共働できる事業を模索していくとともに、地域住民と共生協力、相互信頼を拡大していくために努力していく」と述べ、11月9日に開催する韓日国交正常化60周年を祝う国際文化交流会への多くの参加を呼びかけた。
禹領事が大統領慶祝辞を代読、李龍吉副団長が金利中民団中央本部団長の慶祝辞を代読した。
記念演奏としてチェロ(沈理世さん)とピアノ(西山百花さん)の合奏、映画「パッチギ」の上映も好評を博した。
地方参政権をテーマに講演
【愛知】民団愛知本部(李豊宏団長)の光復節式典は8月15日、愛知韓国人会館で来賓の金星秀駐名古屋韓国総領事をはじめ団員、婦人会、関係者ら約300人が参加して行われた。金総領事が大統領の慶祝辞を代読し、李団長の挨拶の後、金直哉青年会本部会長が決議文を朗読、満場一致で採択された。
第二部の「各級幹部セミナー」では、各級新任幹部の紹介、退任支団長への感謝状授与に続き、大阪公立大学の朴一名誉教授を招き、「光復80周年・国交正常化60周年~積み残された課題と地方参政権」と題した講演会を開催した。
式典に先立ち、民団愛知本部奨学会の鄭博委員長から今年度奨学生13人に奨学金が伝達された。
「創団の先輩愛国心に敬意」
【和歌山】民団和歌山本部(孫文敏団長)の光復節式典が8月23日、和歌山市内の会館で開催され、禹大植駐大阪韓国領事をはじめ団員、顧問ら25人が参加した。孫団長は「光復80周年を迎え、先輩たちの熱い思いと愛国心に敬意を表するとともに、民団の役割は多様化してきているが、今日の式典において今一度、創団の時の思いをめぐらす機会になってほしい」と開会辞を述べた。
決議文を拍手で採択、スローガン斉唱のあと、「韓日国交正常化60周年記念映像」のビデオを鑑賞した。
「韓日親善に努力していく」
【三重】民団三重本部(洪光子団長)の光復節式典が8月15日、四日市市内のホテルで開催され、団員ら約70人が参加した。来賓に車雄基駐名古屋韓国副総領事はじめ小島智子参議院議員ら多数が参席した。
洪団長は「意義深い80周年を迎え、民団はより団結し韓日親善のために努力していく」と力強く述べた。三重韓国教育会(金徳俊理事長〓民団三重本部議長)から、選抜した奨学生6人に奨学金が支給された。
式典後、韓国歌手・新星民歌謡ショーを楽しんだ。
「ろうそくの火を消さない」
【岐阜】民団岐阜本部(金尚道団長)の光復節が8月16日、岐阜市内のホテルで団員ら約50人が参加して行われた。金星秀駐名古屋韓国総領事は、在日同胞が自分のルーツを常に胸に刻みながら、韓国民として努力していることに感謝を述べ、大統領の慶祝辞を代読した。
金団長は「団長就任時に皆さんに誓ったろうそくの火を消さない、次世代に引き継ぐという気持ちは今も変わっておらず、4世5世に引き継げるよう一層尽力していく」と挨拶し、金利中民団中央本部団長の慶祝辞を代読した。丁大介副議長が決議文を朗読し、拍手で採択。金団長と岐阜大学留学生が万歳三唱し、崔春淵顧問が乾杯の音頭をとった。
「互いに尊重交流を大切に」
【大分】民団大分本部(金禎晃団長)の韓日国交正常化60周年記念式典が8月11日、大分市内のホテルで開かれ、団員ら約90人が参加した。両国の交流の歴史を振り返り、さらなる友好の深化を願う場となった。
金団長は「これまでの歩みは決して平たんではなかったが、互いの文化や価値観を尊重し合いながら歩んできた。今後も交流を大切にしていきたい」と述べた。
特別講演として招かれた北朝鮮ニュースサイト「デイリーNKジャパン」の高英起編集長が「終戦80年で韓半島は『2国家体制へ』」をテーマに話した。
式典後の午餐会では、国交正常化60周年記念し、両国の伝統音楽・芸能を通じた文化交流を深めた。日本の伝統芸能・津軽三味線と、韓国の伝統打楽器音楽サムルノリを同じ舞台で披露し、両国文化の響きを体感する機会になった。
元プロ野球選手広澤さんが講演
【栃木】民団栃木本部(禹春彦団長)の光復節が8月9日、宇都宮市内のホテルで団員ら約50人が参加して行われた。中央本部団長の慶祝辞代読、決議文採択などの式典を終えた後、栃木県の高校出身で在日同胞と親交がある元プロ野球選手の広澤克実さんが講演した。
また、太平洋戦争中に足尾銅山で亡くなった朝鮮人労働者を追悼する式が7月27日に日光市で営まれ、犠牲者の氏名が刻まれた銘板を木製からアルミ製に新調したことが報告された。