

日本プロ野球で「安打製造器」の異名で前人未踏の3085安打を達成した在日2世の張本勲さん(韓国名・張勲)が9日、死去した。86歳だった。
広島市出身の張本氏は5歳のときに被爆した。地元の松本商高、大阪の浪華商高を経て、59年に東映に入団。76年から巨人、80年からはロッテでプレーした。プロ活躍の23年間で、歴代4位の2752試合に出場。通算で打率3割1分9厘、504本塁打、1676打点、319盗塁などの数字を残した。通算3085安打は、現在の日本プロ野球最多記録だ。
張本氏は2007年10月、韓日両国のスポーツ界や在日同胞社会の発展に貢献した功績を認められ、ソウルで開かれた「第1回世界韓人の日」記念式で韓国政府より無窮花章を授与された。
かねてから在日の次世代育成にも力を注いだ張本氏は都内などで講演会を開いて在日の若い世代に勇気を与えたほか、2018年には「在日同胞オリニジャンボリーをぜひ応援させてほしい」と物心両面から支援するなど在日同胞社会にも貢献した。
●在日本大韓民国民団中央本部の追悼コメント●
突然の訃報に心から哀悼の意を表します。
故張本勲氏は、広島で原爆被曝されるなど日本社会での在日同胞の苦難と葛藤を乗り越えつつ日本プロ野球史において偉業を成し遂げられました。
故張本勲氏は、在日同胞にとって誇れる巨星であり、圧倒的な光でした。
改めて深い敬意を表すとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
-在日本大韓民国民団中央本部-