韓国国家報勲部は日本に生存している唯一の独立有功者である吳成奎(1923年生まれ)愛国志士が韓国に帰国すると発表した。同部の朴敏植長官が11日、政府代表として日本を訪問して吳成奎志士と会って健康状態を確認した後、13日の飛行機便で一緒に帰国する予定だという。
報勲部は「吳成奎さんは2018年、配偶者の死去以降から東京のアパートで一人暮らしをしていて、生涯の最後は故国の大韓民国で暮らしたいという意志を報勲部に伝えてきて今回の政府代表団の訪日につながった」と説明した。
吳成奎さんは入国後、ソウル中央報勲病院で健康診断を受けた後、第78周年光復節記念行事に出席する予定だ。
1923年生まれの吳さんは日帝時代に中国満州奉天にある東光中学を中心に抗日運動を展開したが、日帝に組織網をおさえられると満州を脱出して中国安徽省の韓国光復軍第3支隊に入隊して独立運動を行った。
1945年5月国内進攻のための韓米合作特殊訓練(OSS訓練)を受けていた最中に解放を迎えた。解放後は海外同胞の保護などに献身し、盧泰愚大統領政権の1990年に建国勲章愛族章を受章した。