掲載日 : [23-08-28] 照会数 : 3582
【光復節中央記念式典】同胞の生活と権益擁護へ
[ 4年ぶり通常開催となった第78周年光復節中央記念式典 ]
第78周年光復節中央記念式典に2000人 4年ぶり制約ない通常開催
民団中央本部の第78周年光復節中央記念式典は4年ぶりになんらの制限も設けない通常開催となった。8月15日、都内の会場に約2000人が来場した。
式典を主管した民団東京本部の李壽源団長は開式辞で9月の関東大震災100年と、G7広島サミットに参加した韓日両国首脳がそろって韓国人原爆被害者慰霊碑に献花したことに触れながら、「韓日間の平和と友好親善は、過去の歴史を直視しながら未来を展望するというきちんとした努力がともなってこそ達成できる」と述べた。
「慶祝辞」で尹徳敏駐日大使は、韓国政府が経済・産業・科学・文化・人的交流など多様な分野で韓日両国の協力を復活させ、拡大していくために努力していると強調しながら、引き続き両国民の交流・協力に向けた在日同胞社会の後押しを要請した。
民団中央本部の呂健二団長は同じく「慶祝辞」で、同胞の生活と権益擁護、次世代育成事業、ヘイトスピーチなどの差別根絶に向けて結束していこうと呼びかけた。
来賓として自民、公明、立憲民主、日本維新の会、共産党の各政党代表が祝辞を述べた。
このなかで自民党の平沢勝栄衆議院議員と公明党の河西宏一衆議院議員はそれぞれ、韓日関係の発展には地域に根付いた心の交流、文化の交流、人と人との草の根交流が大事と強調。立憲民主党の近藤昭一衆議院議員も泉健太代表による同様の趣旨のあいさつを代読した。
このあと、多文化共生社会の実現、組織基盤の強化、韓半島の恒久的なな平和体制の構築、韓日友好親善のさらなる発展、ヘイトスピーチの根絶を柱とする「決議文」を東京本部の安容範議長が朗読し、参加者一同の拍手で採択された。
第2部芸能公演では日本コロムビア歌手の金嶋昭夫さん、神野美伽さんらが登場。最後は100人以上のオリニで構成する土曜学校の児童たちが「半月」と「故郷の春」を合唱して締めくくった。 また、第3部では電動自転車、旅行券、韓国往復航空券などの豪華景品が当たる抽選会で会場は最後まで盛り上がった。