掲載日 : [23-09-04] 照会数 : 4023
【中央団長談話文】朝総連主催「追悼会」に現職国会議員出席について
談 話 文
韓国の現職国会議員である尹美香氏が9月1日、東京都内で朝総連東京都本部が主催する「関東大震災朝鮮人虐殺100年東京同胞追悼会」に韓国代表団の一員として出席していたことが明らかになった。当日は、韓国大使館と在外同胞庁が後援する民団東京本部主催の「第100周年関東大震災韓国人殉難者追念式」が行われたが、尹美香議員は出席しなかった。
韓国大法院が1970年に「反国家団体」と認定している朝総連は、北韓の核ミサイル開発を容認し、その政策に盲従する実質的な日本支部であることは周知の事実である。その朝総連が主導する「追悼会」に「韓国国会議員の公務資格」で来日した尹美香議員が出席したことは、韓国国会議員としての適格を問われるものである。しかも、追悼会の席上、朝総連が韓国政府を「南朝鮮傀儡徒党」と呼び捨てて非難しているにも拘わらず黙認していた。その責任は重大であり、反国家的なものであると言わざるを得ない。
尹錫悦大統領は先月29日、第21期民主平和統一諮問会議の幹部委員との対話で、「分断の現実で共産全体主義勢力とその盲従勢力、日和見主義的な追従勢力は、虚偽操作、宣伝扇動で自由社会を混乱させる心理戦に明け暮れている」と警鐘を鳴らしている。北韓の独裁体制と核ミサイル問題、日本人拉致問題等で朝総連が取ってきた言動は決して、在日同胞社会や日本社会の理解と共感は得られないものである。
韓国の国是であり、民団の理念でもある「自由民主主義」を守護するためにも、尹美香議員が北韓に従属する朝総連の行事に出席した行動は厳しく問われなければならない。私たちは、即刻、尹美香氏が国会議員を辞職するよう糾弾するとともに、韓国当局が反国家的勢力とのつながりを徹底的に調査するよう求める。
2023年 9月 4日
在日本大韓民国民団中央本部
団 長 呂 健 二