掲載日 : [23-10-03] 照会数 : 4636
尹大統領、被爆同胞を招いて昼食会「被害者の痛みを冷遇しない」
[ 青瓦台の迎賓館で開かれた被爆同胞招待昼食懇談会(9月29日、写真:大統領室) ]
尹錫悦大統領が9月29日、秋夕を迎えて原爆被害に遭った在日同胞を招いて昼食会を開いた。尹大統領は「政府は同胞の皆様の痛みをもう冷遇しない」とし「韓日関係を未来志向的なものへと発展させていって同胞を置き去りにしないように最善を尽くす」と明らかにした。
この日、青瓦台の迎賓館で開かれた被爆同胞招待昼食懇談会には 被爆当事者でもある権養伯さん(韓国人原爆犠牲者慰霊碑移設委員長)、韓国原爆被害者対策特別委員会の権俊五委員長など被爆同胞85人(在日同胞42人、韓国居住者43人)と李基哲・在外同胞庁長、国民の力・金起炫党代表、尹在玉・院内代表、金台鎬・外交統一委員長、金碩基・在外同胞委員長らが出席した。
尹大統領は今年5月、主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で広島を訪れた際、被爆者とその遺族に会い、秋夕ごろに被爆同胞を祖国に迎えるという約束を守った。
尹大統領は「秋夕を皆様と一緒に迎えることになりうれしい」と歓迎しながら「数万人の韓国人が原爆被害で命と生活の基盤を失った。植民地時代に他国暮らしの中で受けた被害と苦痛はより大きかっただろう。長年冷え込んでいた韓日関係が皆さんの生活を難しくさせたことも十分承知している」とし「政府は同胞の皆様の痛みをもう冷遇しない」と話した。
被爆同胞を代表して答辞を述べた権俊五委員長は「大統領夫妻が5月に広島で交わした約束を守ってくれたことに感謝し、光栄です。岸田首相と共にに韓国人慰霊碑を参拝したことは日本でも大きく報道され、周囲の日本人も韓日両国に新しい時代が来たという反応を見せている。今はより良い環境で生活できるという希望を持つようになった」と感謝した。