掲載日 : [23-10-19] 照会数 : 3821
4年ぶり対面開催「日韓交流おまつり」に5万人
[ 呂健二団長(左)も参加した開会式 ]
[ 民団東京・新宿支部のマンドゥブース ]
日本で最大規模の韓日交流行事「第15回日韓交流おまつり」(同実行委員会主催)が9月30日と10月1日の2日間、東京・世田谷の駒沢オリンピック公園中央広場で行われた。過去3年間はオンラインで行われたが、今年は4年ぶりにリアルイベントとして実現した。今年のスローガンは「共に描く未来」。2日間とも天候に恵まれ、同実行委員会によれば、合わせて5万6000人が来場した。
ステージではテコンドー演武と空手演武、韓国伝統太鼓と和太鼓、韓国伝統舞踊とブレイクダンスといった組み合わせの日韓交流ステージが繰り広げられた。合間には着席している観客を対象とした「日韓交流クイズ大会」もあり、最後まで残った参加者には賞品が抽選で配られた。
会場内のイベントコーナーには合わせて27のブースが並んだ。目だったのは「韓服試着コーナー」、「錦山の秋物語コーナー」、「日韓学生未来コーナー」などさまざまなジャンルの体験型。
日韓文化交流基金は高句麗古代装束試着と韓国の若者と気軽におしゃべりを楽しめるコーナーを設置した。毎回の定員は7、8人と限られていたため、整理券を求めて順番待ちができていた。
高麗人参で有名な忠清南道錦山郡は高麗人参の種を選び出して別の皿に移し替えるイベントを通じて10月6日から15日まで現地で開催する「世界人参祭」への参加を呼びかけていた。
飲食ブースでは民団から唯一、東京・新宿支部(曺明支団長)が婦人会新宿支部の協力を得て出店し、焼きギョーザ「マンドゥ」を2000人分用意した。
ほかの屋台でも「イベントのため、赤字覚悟」とのこと。それでも売れ行きは好調のようで、サムギョプサルのコーナーでは午後2時過ぎに当初の予定販売数を終了。飲料コーナーでは冷えたマッコリを6本まとめ買いする若い女性の姿も見られた。
初日の開会式には民団中央本部から呂健二団長らが参列。駐日韓国大使館の尹徳敏大使が歓迎のあいさつをした。このほか、韓日両国政府の代表からそれぞれ祝辞があった。祝賀公演では津田沼高校合唱部とケウォン芸術高校合唱部にソプラノのイ・イェキョさんが加わり童謡「故郷の春」などを披露した。