掲載日 : [22-10-04] 照会数 : 5930
開天節祝賀会に千人…3年ぶり対面で開催
[ あいさつをする尹徳敏駐日韓国大使 ]
[ 来賓を代表して日本外務省の武井俊輔副大臣が祝辞 ]
[ 元総理大臣を歴任した福田康夫氏が韓日友好親善への期待を込めながら乾杯の音頭 ]
駐日韓国大使館は3日、東京都内のホテルで韓国の慶祝日である「開天節」(建国記念日)と「国軍の日」を祝うレセプションを開いた。
コロナの関係でこの2年間は記念動画という形で動画サイト「ユーチューブ」を通じての配信に代えた。対面式でのレセプションは2019年以来3年ぶりだ。
首都圏の民団と傘下団体幹部、韓人会などの在日同胞団体リーダーと各国大使館の代表をはじめ、日韓議員連盟の幹部をはじめとする各政党議員ら日本の政界関係者や各国外交官、報道関係者ら約1000人が参加した。
尹徳敏大使はあいさつで、日本に着任する前日に尹錫悦大統領から、一日も早く韓日関係が最も良かった時期に改善することを要請していたことを再度強調しながら、「強い指示と捉えており、全力を尽くそうとの気分を一層高めた」と関係改善への決意を示した。
あわせて、日本で客員教授をしていた2002年、韓日ワールドカップで韓国がベスト4に進出したし、ドイツとの準決勝を国立競技場のパブリック・ビューイングで、韓日両国の若者たちと一緒に、大声援を送ったことや2011年の東日本大震災の時、ソウル市内の所々に『頑張れ日本!』との横断幕を掲げながら、市民たちが募金活動を展開していた姿を思い出す」と草の根の友好・親善を例に挙げながら、「ここに来場している皆さんの協力をお願いしたい」と呼びかけた。
また、母国が困難を迎えるたびに支援を惜しまなかった民団と在日同胞の母国愛に感謝を示した。あわせて釜山市が2030年国際博覧会(万博)誘致を目指していることに対しても多くの関心と協力を呼びかけた。
来賓を代表して、日本外務省の武井俊輔副大臣が祝辞。竹井氏は韓日外相会談が「2002年W杯のあと、日本中を虜にした『冬ソナブーム』が訪れ、旅行社に従事していた私は何度も韓国ツアーを担当した。20年経た今、そんな民間交流が再来すると信じている」とし、「韓日ともにコロナによる『水際対策』も緩和され、両国の人的交流が活発化されることを期待している」と述べた。
この後、元総理大臣を歴任した福田康夫氏が韓日友好親善への期待を込めながら乾杯の音頭を取った。
同レセプションは韓国ではソウルの政府庁舎で記念式典が行われたほか、日本国内では東京の韓国大使館をはじめ、各地の韓国総領事館主催でも開催された。
【開天節】檀君神話に基づく韓国の建国記念日。韓民族の始祖とされている伝説上の人物「檀君」が古朝鮮を建国したことを記念する日として、1949年に陰暦から西暦に変更され韓国の公休日として制定された。