掲載日 : [23-07-15] 照会数 : 3320
韓国、大雨で被害続出…7人死亡・3人不明
[ 忠清南道論山市で消防隊員が倒れた木を除去している(忠南消防本部提供) ]
[ 14日午後、忠清南道論山市で発生した土砂崩れ(忠南消防本部提供) ]
韓国の中央災難安全対策本部は15日午前11時現在、大雨の影響で全国で7人が死亡、3人が行方不明となり、7人がけがをしたと明らかにした。ただ、南東部の慶尚北道・醴泉と聞慶で土砂崩れに住宅が巻き込まれた事故で8人が不明となったことが分かり、人的被害はさらに増えるとみられる。
避難者は1002世帯の計1567人だ。住宅22棟が浸水するなど、計約100施設で被害を受けた。
慶尚北道・醴泉で5819世帯、聞慶で2037世帯などで停電が起きたが、現在は復旧している。
中部・忠清北道にある槐山ダムでは大雨の影響で一時越流が確認され、住民約6400人に避難命令が出された。
韓国鉄道公社は11日午前9時、高速列車KTXを除く一般列車の運行を停止した。
韓悳洙国務総理は11日午前、豪雨対応会議を開き、軍部隊を動員し、行方不明者の救助活動に全力を尽くすよう指示した。
中央災難安全対策本部は土砂崩れなどに注意を呼びかけるとととに、自治体には軍部隊に支援を要請するよう求めた。