掲載日 : [23-08-14] 照会数 : 4042
同胞庁長が民団訪問 「同胞の声に耳を傾ける」
[ 民団を訪問した李基哲庁長(8月4日、韓国中央会館) ]
[ 忠魂碑に献花する李基哲庁長 ]
[ 「東京地域同胞懇談会」参加者と記念写真 ]
在外同胞に関する政策を総合的に担い6月5日開庁した「在外同胞庁」の李基哲初代庁長ら一行は4日、民団中央本部を訪問した。
庁長として初公式訪問となった東京訪問では中央本部が主催の「東京地域同胞懇談会」が設けられ、民団幹部らをはじめ、各同胞団体関係者60人が李庁長らを迎えた。
中央本部呂健二団長は「多忙なスケジュールの中、わざわざ中央会館まで足を運んで頂き、感謝する」とし「同胞庁は私たち同胞社会にも少なからず良い意味で影響はあるだろう」と歓迎の意を述べた。
李庁長は就任後、民団幹部らほか在日同胞リーダーと懇談するのは今回が初めて。
出席した同胞らの歓迎拍手の中で入場した李庁長は参加者一人ひとりと握手を交えて挨拶を交わした。
96歳の辛容祥常任顧問は長生きすると、このような嬉しい日も来るんだとし懇談会出席の嬉しさを李庁長に伝えた。
李庁長は「在日同胞は本国の経済基礎を支えた韓国経済史の一ページである。ソウル五輪成功開催募金はもちろん通貨危機克服にも大いに尽くした」とし「祖国発展のために民団は本国と在日同胞との架け橋の役割を果たした」と民団の重要性について述べた。
また、「新定住者増加に伴う同胞社会内の変化にも民団ならではのお兄さん的な存在で和合と交流を深めてほしい」の述べた。
さらに、同胞庁も在日同胞社会の声に耳を傾け、政策に積極的に反映させ、在日同胞社会とのコミュニケーションを強化する考えを示した。