掲載日 : [23-08-25] 照会数 : 4216
大韓航空が利用客の体重測定を実施
[ 写真:大韓航空 ]
大韓航空は金浦空港の国内線利用者を対象に8月28日から9月6日まで、仁川空港の国際線利用者を対象に9月8日から9月19日まで、携帯手荷物を含んだ乗客標準重量を測定すると発表した。
国土交通部の告示に基づき空港で携帯手荷物を含んだ乗客標準重量を測定するためだ。
国土交通部の「航空機重量と平衡管理基準」によると、航空会社は5年周期または必要に応じて乗客標準重量を測定し平均値を出さなければならない。この数値は航空機の重さや重量配分を算定する時に適用される。これに伴い、大韓航空の乗客は搭乗前にゲート前で機内に持ち込む携帯用手荷物とともに体重を測ることになる。
測定資料は匿名で収集され、安全運航に向けた資料として使われる。もし測定を希望しない場合は搭乗時に拒否することも可能。
2017年の調査では夏季基準で成人男性は81キログラム、成人女性は69キログラムを標準とした。米連邦航空局(FAA)は成人男性は88.4キログラム、成人女性は70.3キログラムと勧告している。
飛行機は通常、実際に必要な燃料より1%ほど多くの燃料を載せて飛行する。乗客の正確な重さを測定できれば追加で消費する燃料量を減らすことができ、年間10億ドル程度を節減できるという。