封切りから53日目での大台超えで、韓国では歴代26作目。今年に入ってからは韓国映画「極限職業」(原題)、米ハリウッド大作「アベンジャーズ/エンドゲーム」、ディズニーの名作アニメの実写版「アラジン」に続き4作目。ポン監督にとっては「グエムル―漢江の怪物―」(2006年)に続き2作目の1000万人突破となった。
この映画は、家族全員が無職のキテク(ソン・ガンホ)一家の長男(チェ・ウシク)が、家庭教師の面接のためにパク社長(イ・ソンギュン)の家を訪れたことから始まる予期せぬ事件を描く。
韓国映画史上初のパルムドール受賞作という話題性に加え、映画に散りばめられたメタファーを探すため複数回映画館に足を運ぶリピーターが多い。
ポン監督は「予想もできなかった状況でとても驚いた」とし、「観客の皆さんに感謝する」とコメントした。
主演のソン・ガンホも「『寄生虫』という映画がこれほど愛されたのは、観客の皆さんの韓国映画に対する自負心と深い愛情の結果で、光栄だ」と伝えた。