掲載日 : [23-03-22] 照会数 : 4586
【中央団長談話文】大統領の訪日成果における中央団長談話文
談 話 文
3月16日に尹錫悦大統領が訪日し、岸田首相との首脳会談が行なわれ、成功裡に終わったことを嬉しく思います。
韓国政府が明示した徴用被害者問題の解決策を日本側が評価し、両国首脳のシャトル外交の再開や、経済協力の活性化、安全保障問題など、幅広い分野で両国の協力関係の強化が確認されたことは、何より高く評価できるものです。
2018年2月に団長に就任して以来、今日まで、韓日関係は在日同胞にとって死活問題であるとして、私は機会があるたびに、両国の要人に関係改善の必要性を強く訴えて来ました。韓国内で反日の声が高まれば、その石は私たち在日同胞に飛んできます。大統領との午餐懇談会でも、私は、在日同胞に対するヘイトスピーチが起こらず、私たちの願いである地方参政権が実現するよう、韓日関係を良く維持していただきたいと訴えました。
両国には1500年以上の永い交流の歴史があります。不幸な関係であったのは、豊臣秀吉による侵略と、明治から昭和の前半期の時だけです。それ以外は朝鮮通信使に見るように概ね平和で友好な交流が続いていました。
韓日両国は、未来に向かって「共に力を合わせて行かなければならない隣国」です。この度の韓日関係の正常化によって、私たちはやっと、ながい冬を抜け、暖かい春を迎えたような思いです。私も団長として努力してきた甲斐がありました。
日本との関係改善の流れを確かなものとするためにも、1998年の「韓日パートナーシップ共同宣言」を発展的に継承して、新たな協力の時代を構築することが望まれます。私たちは、この度の尹大統領の韓日関係改善策と岸田首相との首脳会談を強く支持し、今後も民間次元で草の根の親善交流に一層努めて参る所存です。
2023年3月19日
在日本大韓民国民団中央本部
団 長 呂 健 二