掲載日 : [23-05-20] 照会数 : 4577
尹大統領 広島で在日韓国人被爆者と面会
[ 尹錫悦大統領と広島の韓国人原爆被害者らの面会、19日 夕方 ]
G7首脳会議出席のため広島を訪問中の尹錫悦大統領は19日の夕方、広島の韓国人原爆被害者らと面会した。
韓国の現職大統領が広島で原爆被害者と会うのは初めてで、面会には、被爆当事者や遺族など20人が参加した。
被爆当事者でもある権養伯さん(韓国人原爆犠牲者慰霊碑移設委員長)は公園外にあった慰霊碑を現在の位置に移設する過程で多くの困難を乗り越えながら、広島県と広島市、日本人有志の協力を得て移設に成功した逸話を紹介しながら「自分も被爆者の一人として、この世を去ったら慰霊碑に入るんだ。今日の尹大統領の慰めの言葉を天国にいる先輩たちに必ず報告したい」と涙を流した。
また、韓国原爆被害者対策特別委員会の権俊五副委員長も「尹大統領が78年ぶりに広島原爆被害者を訪ねてくれたことで、心の傷が癒され、同胞社会に大きな慰めになる」と述べた。
続いて、被爆者の遺族と民団関係者の発言が続き、韓国が広島G7首脳会議に招待されて出席したことを誇りに思うとともに、尹大統領が冷え込んでいた韓日関係を改善してくれたことに感謝すると述べた。