掲載日 : [23-01-27] 照会数 : 4259
新大久保駅事故から22年... 故李秀賢さん追悼式開催
[ 事故現場近くの会場で営まれた追悼式 ]
[ 新型コロナの影響で3年ぶりに参席した母親の辛潤賛さん(1列目の中央) ]
JR新大久保駅ホームから転落した人を救おうとして線路に飛び込み、死亡した韓国人留学生の李秀賢さんとカメラマンの関根史郎さんを悼む文化祭が第22周忌にあたる1月26日、事故現場近くの会場で営まれた。李さんの出身地、釜山市からは新型コロナの影響で訪日を見合わせていた母親の辛潤賛さんが3年ぶりに参席した。
主催者を代表して一般社団法人新宿韓国商人連合会の金奎煥会長が「2人の愛と勇気をもう一度振り返り、その崇高な犠牲精神を称えたい」と会式の辞を述べた。
追悼文は主管団体の一つ、在日韓国留学生連合会の朴宰賢会長が読み上げた。朴会長は2人から「他人への犠牲と愛」を教えられたと述べ、自らも実践していくと誓った。
尹徳敏駐日韓国大使から寄せられた追悼辞は裵京澤総領事が代読。吉住健一新宿区長の追悼辞も読み上げられた。
文化祭には民団東京本部の李壽源団長、新宿支部からは曺明支団長らが参席。弦楽四重奏による生演奏「アメイジング・グレイス」、「千の風になって」などに乗せて献花した。