掲載日 : [22-12-01] 照会数 : 4687
「タルチュム」 ユネスコ無形遺産登録が決定
[ 写真:文化財庁提供 ]
韓国の文化財庁は30日、伝統仮面劇「タルチュム」が「韓国のタルチュム」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まったと発表した。
モロッコで開催中のユネスコ政府間委員会では韓国のタルチュムについて、「平等という普遍的な価値を認め、社会的な身分制度に対する批判を交えていて現代でも通じるなものがある。各地域の文化のアイデンティティーという側面でも象徴的な要素として位置づけられている」と評価した。
今回登録された「韓国のタルチュム」は13の国家無形文化財と5の市・道無形文化財で構成されている。
韓国の無形文化遺産登録は22件目。2001年に初めて登録された「宗廟祭礼と宗廟祭礼楽」をはじめ、パンソリ、江陵端午祭などがあり、直近では2020年に釈迦の生誕を祝う仏教行事「燃燈会」が登録された。