掲載日 : [22-12-25] 照会数 : 4440
李明博元大統領の特別赦免決定
韓国の法務部は23日、年末に実施される特別赦免で李明博元大統領(81)と金慶洙前慶尚南道知事(55)の赦免を決定した。
李氏は大統領在任中の収賄や横領の罪に問われ、2020年10月に懲役17年の実刑判決を受け収監された。健康状態の悪化などにより一時釈放され、刑の執行が停止されているが、今月28日に刑の執行停止期間が終了する。特別赦免により15年以上残る刑期が免除されることになる。
金慶洙前慶尚南道知事(55)は制限付きの特別赦免になることが決まった。金氏はインターネットでの不正な世論操作に関与したとし業務妨害罪で21年7月に懲役2年が確定しており、来年5月に刑期を終える。金氏の場合は残りの刑期だけが免除され、28年5月まで被選挙権が制限される。
ほかに朴槿恵政権時代に経済副首相兼企画財政部長官を務めた崔ギョン煥氏や、朴政権で国家情報院の院長を務めた南在俊、李丙ギ、李炳浩の3氏と文在寅前政権で大統領府の政務首席秘書官を務めた田炳憲氏らも特別赦免に対象に含まれた。
特別赦免は28日付で実施する予定だ。