掲載日 : [18-08-23] 照会数 : 14423
【埼玉】日高で韓国白菜2万株栽培へ
[ 日高市の矢ケ﨑照雄市長(左)から契約書を手渡された高麗農業生産集団の副集団長と新宿韓国商人連合会の呉永錫会長 ]
[ 契約締結式には大使館関係者のほか、民団埼玉本部役員や東京韓国学校校長らも同席した ]
【埼玉】一般社団法人新宿韓国商人連合会(呉永錫会長)は21日、日高市の高麗高齢者農業生産集団との間で韓国原産の種子を使った白菜、大根の栽培契約を結んだ。栽培量は白菜2万株、大根が5000本。締結式は日高市役所で行われ、矢ケ﨑照雄市長が仲介した。駐日韓国大使館の金喆純農務官と在外同胞財団の姜允模派遣駐在官らが見守った。
韓国原産の種を使った白菜はキムチにして渡来人ゆかりの日高市から全国に発信し、韓日交流の促進と町おこしにつなげていく。3年間の試験栽培を経て2016年から本格栽培を開始した。大根は今年が初めての試み。11月には収穫祭を行い、東京韓国学校初等部と地元の公立小学校の児童が交流を重ねている。
矢ケ崎市長は「日高市の土が韓国産白菜の生育に適しているというのはありがたい。今年も栽培が成功することを祈っている。子どもたちの交流もさらに深まることを期待している」と述べた。駐日韓国大使館の金喆純農務官も「豊作になって美味しいキムチになることを祈っている」と期待を込めた。
高麗高齢者農業生産集団では今月中に種まきを終える。収穫は10月下旬から11月初旬になる見込み。新宿韓国商人連合会では収穫した白菜の一部を11月10、11日の
「日高市民まつり」に無償で提供し、来場者にキムチ漬け体験を楽しんでもらうという。