掲載日 : [22-09-22] 照会数 : 6490
柔道で在日の小川選手が銅メダル…蔚山国体開幕前競技
[ 柔道大学男子81キロ級で銅メダルを獲得した小川晟矢選手(右から2人目) ]
第103回韓国国体蔚山大会(10月7日開会式)の開会式前競技である柔道が21日から始まった。10月6日からタシケントで開催される柔道世界選手権2022への対応策として、前倒し開催した。同じく国際大会を控えているバドミントン(9月29~10月3日)とフェンシング(9月30~10月5日)も前倒し開催する。
国内種目の柔道には在日同胞選手6人がエントリーしている。この日、大学の部が行われ、男子81キロ級で在日同胞の小川晟矢(天理大3年)が銅メダルを獲得した。
内股で初戦を一本勝ちした小川は、準々決勝では大外刈りで技あり勝ちし準決勝に進んだ。準決勝の相手は龍仁大学の李ジュンファン。6月のグランドスラム・ウランバートル国際大会で、東京五輪金メダリストの永瀬貴規と銅メダリストのシャミル・ボルハシュビリ(豪州)を破って優勝した成長株で、今や「二十歳の怪物」と呼ばれる韓国柔道界のニュースターだ。
果敢に攻め続けられ、肩車を決められ一本負けした。この後の決勝でも李は大外刈りで一本勝ちし余裕で金メダルを獲得した。
22日は一般の部の男女が行われ、男子90キロ級に小川裕暉(小川警備)が出場する。
また、女子は慶尚北道所属で許海実(57キロ級)と金知秀(63キロ級)、済州から梁智瑛(70キロ級)が出場する。いずれもメダル候補だ。
7日に正式開幕する蔚山国体は事実上3年ぶりの開催。在日同胞は海外同胞種目のサッカー、テニス、ボウリング、卓球、スカッシュ、テコンドー、剣道に出場するほか、国内種目には柔道、水泳、陸上にエントリーしている。