掲載日 : [22-10-03] 照会数 : 6458
3年ぶりに在日同胞も参列…第47回望郷祭
[ 呂健二民団中央団長の追慕辞を読む高漢碩・民団本国事務所所長 ]
[ 250人が参列した第47回合同慰霊祭(望郷祭) ]
【天安】第47回合同慰霊祭(望郷祭)が9月30日、韓国・天安市の「国立望郷の丘」慰霊塔前で開催された。民団からは本国事務所の高漢碩所長をはじめ、中央本部の李相哲生活局副団長と団員ら約250人が参列し、墓地に眠る在日同胞犠牲者らに哀悼の意を表した。コロナの関係で民団や在日同胞の遺族らが参列したのは2019年以来、3年ぶりとなる。
「望郷の丘」は民団の要請に応え、海外同胞母国訪問後援会の積極的な支援のもと、1976年9月に造成された国立公園墓地。望郷の念を抱きながらも、その人生を異国の日本で終えざるを得なかった在日同胞1世や、祖国を守るために韓国戦争に自ら参戦した在日学徒義勇軍の志士らが葬られている。
高所長は呂健二団長の追慕辞を代読し、「在日同胞にとっての望郷祭は、日帝侵略により亡国の悲しみと苦難の中で故郷を離れ、異国の地で英霊たちの魂を称える意味深い行事でもあります。今も名前さえ分からず祖国に帰れないまま異国の地のどこかに眠っている多くの英霊たちがいらっしゃいます。一日も早く故国に戻り安らかに眠ることを祈ります」と述べ、慰霊塔に献花した。