掲載日 : [22-10-06] 照会数 : 5693
世界韓人会長大会開幕…64カ国333人が参加
[ 開会式であいさつする在外同胞財団の金星坤理事長 ]
[ 「世界韓人の日」記念式で韓悳洙首相(前列中央)と記念撮影する民団幹部ら ]
[ 朴振外交部長官(前列中央)と記念撮影 ]
グローバル韓民族の共同体繁栄を議論…「在外同胞庁」設立も
海外同胞のリーダーたちが一堂に会して、韓民族共同体の繁栄を議論する「2022年世界韓人会長大会」が5日、仁川市の松島コンベンシアで開幕した。あわせて、5日の夜には「第16回世界韓人の日記念式」が併行された。
今年は韓国人移住120周年。韓国人の海外移住の最初の出発地だった仁川市と在外同胞財団が共同主管した。開会式には朴振外交部長官、尹在玉外交統一委員長、在外同胞財団の金星坤理事長や、劉正福仁川市長ら51人の国内主要人士が激励に駆けつけた。
各国の韓人会長と役員ら64カ国333人(オフライン260人、オンライン73人)が参加した。日本からは呂健二中央本部団長をはじめとする民団から16人のほか、韓人会から6人が現地入りした。
7日までの3日間、「世界に行った大韓国人、帰ってくる」とのスローガンの下、「732万在外同胞と共にする素晴らしい公共外交」を共同テーマに、10地域別の意見開陳と成功事例発表のほか、法務部と中央選挙管理委員会など、政府機関との対話が行われた。また、会場には関連機関の広報館が常設された。
在外同胞財団の金星坤理事長は開会式で「300人近くが一堂に会しての開催は3年ぶり。コロナの関係で各国の同胞も大変苦労されたと思う」と労いながら、「檀君以来、わが民族固有の精神である『弘益人間』の精神を生かし、皆さんが居住国で尊敬される韓国人になり、母国、大韓民国にも役立つ『美しいグローバルコリアン』になってほしい」と呼びかけた。
劉正福仁川市長は「仁川は120年前、ハワイ移民が始まっただけでなく、今後もさらに驚くべき姿を見せる都市」とし、「120年の在外同胞の歴史がある仁川に在外同胞庁を誘致しようと思う」と強調した。
尹在玉外交統一委員長は、「皆さんの小さなストーリーの一つひとつが集まって、今日の大韓民国になった。母国と共にする在外同胞の皆様に感謝する」と述べ、「国民の力」の在外同胞庁推進団長である金碩基議員は「必ず今国会で在外同胞庁改正案が通過するよう最善を尽くす」と話し、「共に民主党」の在外同胞委員長である李在汀議員も「公共外交の拡大に向け、在外同胞を支援すべきということに異論はない。皆さんが世界市民として生きていけるよう、一生懸命サポートしていきたい」と述べた。
◆「韓人の日」記念式に韓悳洙首相が激励…「在外同胞庁」設立に意欲示す
午後6時からは「世界韓人の日記念式」が持たれ、韓国政府代表として、韓悳洙国務総理が参加し、激励辞を述べた。
韓悳洙首相は、「この意義深い行事に必ず参加する予定だった尹錫悦大統領は、やむを得ぬ事情で来られなかったが、遠い道のりを経て母国に来られたみなさんに、温かい言葉を伝えてほしいと述べていた」としながら、「今年は海外移民120周年の意味深い年だ。母国を離れた皆さんは、世界各地で模範的な同胞社会を築き上げ、今や幅広い分野で活躍し、韓民族の大きな誇りになっている」と話した。
続いて、「在外同胞の成功は大韓民国の成功でもある。同胞社会が成長するほど大韓民国の地位も高くなる。韓国政府は同胞の皆さんが、信じて頼れる、より誇らしい大韓民国を作るために最善を尽くす」と強調した。
韓首相はまた、「同胞社会の長年の宿願である在外同胞庁新設を新政府の国政課題に反映し、支障なく推進している」とし、「関連法が早急に処理されるよう国会と積極的に協議していく」と述べた。
韓首相は、記念式に出席した各国韓人会長らと大陸別に記念撮影をした。