掲載日 : [19-12-03] 照会数 : 13472
学び実践する民団へ東京本部が幹部研修
民団東京本部(李壽源団長)の2019在日同胞社会リーダーフォーラム(組織幹部研修会)が1日、神奈川県箱根町で開かれ、都下21支部と婦人会、青年会の幹部ら約160人が韓日関係、在日同胞の母国への貢献、組織運営について学んだ。
李団長は「リーダーとしての自覚を再認識し、常に学ぶ姿勢を堅持し、日ごろの活動に活かしてほしい」としながら、「韓日関係が最悪と言われているが、こんな時こそ、私たちが両国の懸け橋との使命感を持ち、民間レベルの草の根交流を活性させよう」と述べた。
中央本部の呂健二団長も「韓日関係をはじめ在日同胞社会にとって厳しい時を迎えているが、次世代育成と韓日交流、同胞と組織のネットワーク強化の先頭にたってほしい」と呼びかけた。
第一講義は大東文化大学の永野慎一郎名誉教授が「相互依存の韓日関係と在日同胞の祖国への貢献」をテーマに講演。韓日両国の懸け橋でもある在日同胞が九老工業団地建設や新韓銀行設立、ソウル五輪など、母国への貢献や日本社会への貢献を高く評価しながら、2000年以上の歴史を持つ韓日交流の例を紹介した。
敗戦後、日本の経済復興の裏に韓国戦争やベトナム戦争など、韓国に関わる経済特需を強調し「経済的には韓日中、政治的には韓日米の提携が必須で、韓日こそがてを取り合って東アジアのリーダーとしての役割を果たすべきと述べた。
中央本部の李清鍵組織局長は「組織活性化と幹部の役割」をテーマに、会議運営や戸別訪問、団員へのサービスなど組織活動の基本と監察機関の役割についてを語った。あわせて、現在、協議中の役員就任条件の緩和など、規約改選案についても説明した。