掲載日 : [19-11-15] 照会数 : 11192
「民間交流を今こそ」朝鮮通信使の精神を今に…浅草で韓国伝統芸能
[ 来場者もステージに登壇し皿回しを体験した ]
[ 出演者全員が総出になったフィナーレ ]
朝鮮通信使がユネスコ世界記憶遺産に登録されたことを記念し、韓国釜山市の芸術団が韓国伝統芸能を披露する「韓国伝統芸能の夕べ」が8日、縁の地でもある東京台東区の浅草で開催された。
同イベントは、冷え込んだ韓日関係を民間の力によって友好親善を深めようと、民団東京本部(李壽源団長)、東京日韓親善協会連合会(保坂三蔵会長)、そして地元、上野と浅草の商店街連合会や観光協会が実行委員会を構成し準備を進めてきた。
浅草にある東本願寺は、江戸時代、通算12回実施された朝鮮通信使が江戸で4度、宿泊地となった縁地だ。最近、韓日交流事業が見直しされている中、民間レベルで韓日関係者の強い思いでイベント開催に至った。
実行委員会委員長を務めた丸山真司・浅草商店連合会理事長は「江戸時代の朝鮮通信使のように平和のため、様々な課題もあるが、民間の力で日韓友好を進めたい」と語った。
金安那・駐日韓国大使館総領事をはじめ、国会議員や都・区議会議員も多数来場し、300席の会場に立ち見が出るほど盛況となる約400人が来場し、釜山芸術団の伝統芸能に熱い声援を送っていた。
参加者からは「壮快な響き、ダイナミックな舞に圧倒された」、「こういった事業は草の根交流を活発にさせる」との声が聞かれた。