李在明大統領は5日、広島への原爆投下から6日で80年を迎えるのを前に、自身のSNSに「苦痛の歴史の上に平和の約束を刻む」と題した文章を投稿した。
李大統領は「故国でもない他国で歴史の荒波を二重三重に経験し、苦痛を受けた被爆者の同胞と遺族の皆様に深い哀悼と慰労の言葉を申し上げる」とつづった。
李大統領は、日本による植民地支配からの解放後に韓国に戻った被爆者のための「原爆被害者支援特別法」が2017年に施行されたことで実質的な支援基盤が整ったが、まだ不足している部分が多いとして「原爆の傷跡を癒やすために引き続き努力する」と強調した。
また、韓国人原爆犠牲者を追悼する慰霊祭が毎年韓国と日本で開催されているとして、「故国に代わって慰霊碑を建立し、慰霊祭を主管してきた民団の皆様に深く感謝する」と謝意を伝えたうえで「戦争による惨状が繰り返されないよう、平和の価値をより強固に守っていく」と誓った。