掲載日 : [18-06-04] 照会数 : 10011
思いをともに…「尹東柱詩朗読会」白頭学院建国高等学校
[ 大賞を受賞した金愛珠さん(京都国際学園高等学校3年) ]
尹東柱の詩を通して、当時の彼の思いをともに読む中・高校生による「尹東柱詩朗読大会」(韓国全州紀全大学主催)が2日、白頭学院建国高等学校(高敬弼理事長、李鐘建校長)講堂で開かれた。
大会自体は11回目で日本での開催は4回目。
今年は建国、金剛学園、京都国際学園、大阪府立住吉高等学校から20人が参加した。
同大会推進委員長の徐正淑同大学評議会議長が「詩を通して、自分をさがせる夢がもてる機会にしてほしい」と激励。
来賓の呉泰奎総領事も「尹東柱の詩が、これからもみなさんの人生に役立つ良い機会になることを願っている」と期待をよせた。
また、呉龍浩民団大阪本部団長は「大阪での開催を誇りに思う。この間、練習した成果を存分に発揮して」とエールを送った。
韓国語を母語としない部門に15人、母語とする部門に5人が指定詩の「序詞」と自由選択詩1篇を朗読。審査は発音、表現力、暗記、声の大きさを基準に行われた。
参加者たちはゆっくりと詩を噛みしめながら、それぞれの思いを込めて読み上げた。
大賞は、韓国語を母語としない部門から金愛珠さん(京都国際学園高等学校3年)、
韓国語を母語とする部門から金賢眞さん(建国高等学校1年)が受賞し、図書券と遺族でフォーク歌手の尹亨柱さんのサイン入りCDが贈られた。
アトラクションでは、建国中・高等学校ダンス部がK-POPのダンス、同校伝統芸術部がサムルノリを披露したほか、尹亨柱さんがバリトンのチョン・ビョンゴンさんとともに、尹東柱への思いを寄せた歌を披露し、会場を盛り上げた。